スチームアイロンを分解する(白い粉の正体は何?)

スチームアイロンからキラキラした白い粉が頻繁に出るようになった。
スチーム噴出口の裏側を見てみたかったが、シール材で密封されていて開けると復元できないので、あきらめて新しいアイロンを買った。
新しいアイロンを買ったということは、白い粉が出る古いアイロンは復元できなくてもよくなったということで・・・
早速分解してみた。
修理と違って復元不要の分解ほど気楽な物はない。
安全面に気をつければOKだ。

まな板にのったSANYOコードレススチームアイロンA-DW21
これがまな板にのったターゲットアイロンだ。
分解対象は「SANYO コードレススチームアイロン A-DW21」。
1994年製で、17年程度使用している。

分解の第一の目的は白い粉の発生元と思われるスチーム発生部分の観察なので、まずはベース(底板部分)を取り外す。
底板を取り外すには、まずヒーターへつながる配線を外す必要がある。
ヒーターの端子が底板と一体化しているためだ。
SANYOコードレススチームアイロンA-DW21背面カバー
背面カバーを外す。
SANYOコードレススチームアイロンA-DW21ヒーター用端子
ヒーター用端子があるのでその配線を取り外す。
SANYOコードレススチームアイロンA-DW2底板固定ネジ
その次に上部から見えている底板固定ネジを外すと底板部分と上部が分離できる。
ただしまだ温度計センサが接続されているので完全な分離状態ではない。
SANYOコードレススチームアイロンA-DW2ベース上部
このように底板部分には温度センサとスチーム用の水を滴下する装置が付いている。
これらを取り外すと、あとはスチーム発生室フタだけになる。
SANYOコードレススチームアイロンA-DW2スチーム発生室フタ
ここまでの分解であれば復元が可能だが、このスチーム発生室のフタはシール材とともにかしめて封がされている。
これを開けると通常は元に戻せない。
表面のシール材をはがしてこじ開けてみた。
SANYOコードレススチームアイロンA-DW2スチーム発生室内部
これがスチーム発生部分の内部だ。
全体に白い粉のようなものが多量に固着している。
スチームが出てくる穴の裏側から見ていることになる。
滴下された水がヒータの熱で蒸気になり、噴出口から出て行く。
中央の長方形のものはバイメタルの板で、これについては別の機会に書くが、機械的に温度を検出して低温の時は水が滴下されないようにする役目を持っている。
低温時に水が入るとスチームにならない水がアイロン底面から出てきてしまうのだ。

さてアイロンから出てきた白い粉の元を見てみよう。
SANYOコードレススチームアイロンA-DW2スチーム発生室内部固着物

SANYOコードレススチームアイロンA-DW2スチーム噴出口裏側

SANYOコードレススチームアイロンA-DW2スチーム発生室内固着物拡大
全体に白色のザラザラしたものが石のように固着している。
よく見ると四角い結晶のような粒も多く見られる。
表面のものは少し触るとポロポロとはがれる。
これらがはがれてスチームと共に噴出口から出てきていたのだと思われる。
成分に関しては分析する手段がないのであきらめるが、使っていた水は水道水のみ。
水道水にもナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラル成分が含まれているので、それらが長い時間をかけて蓄積したと考えられるのではないかと思う。

アイロン分解についてはばだ続くのだ。
次回はバイメタルについて書く。




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 6

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた
面白い
かわいい

この記事へのコメント

2012年02月19日 14:33
ひぇ~!
小さなアイロンの中が
こんな複雑な構造に
なってるとは・・・
それにしても17年の間
よくお使いになったんですね~
我が家では滅多にアイロン使いません。
本体には製造年の記載が
なかったので、取り扱い説明書
みたら、なんと
お買い上げ日記入欄に
昭和 年 月 と・・・
たぶん昭和時代に買ったみたいです。
2012年02月19日 19:55
たぁくんママ さん>
アイロンは初めて分解したので私もびっくりです。
もう少し単純だとおもってました。
さて、説明書に昭和表記があるアイロン。
少なくとも24年前ですね。
今家の中を見回してみましたが、昭和の家電品は見当たりませんでした。

この記事へのトラックバック