明治のポニーワーレントラス鉄道橋(神鉄粟生線加古川橋梁)

播磨中央公園で歩道橋として生まれ変わった明治時代の鉄道橋トラスを見た私は、次の日その移設元の神戸電鉄粟生線加古川橋梁を訪ねた。

場所はわかりやすい。
神戸電鉄粟生線は粟生駅と葉多駅の中間で加古川を渡る。
加古川の河口から22km、万願寺川が合流する付近から橋がよく見える。
また右岸の堤防は橋の桁付近まで歩いて行ける。
時々小雨が降る曇り空。右岸の堤防を歩きながら単線の鉄道橋を眺めた。
神戸電鉄粟生線加古川橋梁を下流側から遠景
下流側から見た加古川橋梁遠景。
左が粟生駅側、右が葉多駅側。
2連のワーレントラスがあり、元々はその右側にもう1連あって3連で構成されていた。
その1連が播磨中央公園の播中おもいで橋になったのだ。
神戸電鉄粟生線加古川橋梁を渡る1100形電車

神戸電鉄粟生線加古川ポニーワーレントラス鉄道橋を走る1100形電車
播中おもいで橋と同じ形のポニーワーレントラス鉄道橋を神鉄1100形電車が渡ってくる。
1888年から1889年に英国から輸入されたという明治時代の橋。
他から転用されてこの加古川に来たのが1952年。ここだけでも60年あまり列車の運行を支えている。
1連が老朽化で撤去されたのが1998年らしいので、残されたこれら2連ももしかしたら鉄道橋としての寿命が近いのかもしれない。
神戸電鉄粟生線加古川橋梁(上流右岸から)

神戸電鉄粟生線加古川橋梁ポニーワーレントラス(上流右岸から)

神戸電鉄粟生線加古川橋梁ポニーワーレントラス
ピン結合のポニーワーレントラス。
同じ形式の橋梁で鉄道橋として現存するのはここの2連と秩父鉄道見沼代用水橋梁の1連のみだそうだ。








この記事へのコメント

2016年06月07日 23:08
山陽電鉄の国鉄を越える跨線橋にポニーワーレントラスがありましたね。
もとは東海道本線の上神崎川橋梁だったとか。
歴史的遺産として価値が高いとのことで、山陽電鉄の東二見に保存されているそうです。
2016年06月07日 23:42
のり さん>
そういえば数年前、山電フェスティバルに行ったとき東二見車両基地にあったのを思い出しました。
一部がカットされて工場入口近くに展示されていましたが、その時はあまり興味が無くしっかり見なかったように思います。
そのときの写真を見ると粟生線と同じピン結合のポニーワーレントラスの形状がはっきりわかりました。
次に見る機会があればもっとじっくり見てみようと思います。

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